島津氏は昔からから「薩摩・大隅・日向(一部)」を完全に掌握し統治してきた。
 南九州各地の神社の御由緒にはその創建や社殿建立、整備などについて、当然のことながら当主であ
る島津氏の代々のお殿様のお名前が出てくる。中でも十七代当主であり、戦国武将としてその武勇の誉
れ高い「島津義弘公」(島津維新公)は特に信心深く南九州各地の多くの神社で何らかの関わりを持っ
ており、神社の由緒にも義弘公からみの逸話をもつ神社もある。蟄居後も、義弘公を英雄視する地元市
民により、菩提寺をお参りする風習(妙円寺詣り=妙円寺は廃仏毀釈令により徳重神社へ変った)が永
年続けられてきた。このように義弘公、自らが御祭神となった神社(精矛神社徳重神社)もある。
 今でも「西郷隆盛」「大久保利通」などの維新の英雄と肩を並べ郷土の英雄であります。

撮影地:鹿児島県姶良郡 撮影機材:デジカメ〔ニコンCOOLPIX7500〕 

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